東洋大姫路の入試問題はどこから手をつけると楽に点を取れるか。(文系の受験生用)
試験問題をどこから解いてもかまわない。
大問1番から順に解く受験生が多いと思う。
しかし、1番に難問であったり、自分が得意でない問題が出題されていて、てこずってしまった。
時間をロスする。入試には制限時間がある。その時間内に解答し終わらなくてはならない。
そこで、簡単な問題から先解いていくようお勧めする。
そうすれば、気持ちよく順調に解いていけて、メンタルの面で有利だ。
とりあえず点が稼げるしね。
残りの時間で、難問や得意でない問題を考えて、解ければ儲けものだ。
では、どの順で解くのがお勧めだろうか。
入試の最初の科目は、国語。
出鼻をくじかれないようにしたいものだ。
国語は大問1が評論・論説文、大問2は小説文、大問3は古文、大問4はスーパー特進の受験生だけの問題 文法・文学史。
問の形式は、選択肢が用意されていてそこから選ぶ形式や書き抜き、穴埋め。自分の言葉で解答するものは皆無。
私は、大問2の小説から解くようお勧めします。その後、古文を解いて、最後に1番の評論論説文を解く順番です。
小説文は問題文は長いが、物語だから、読んで面白い。感動することもある。
たいがいが最近の作家の文章だから、感性的にも理解しやすいと思う。
問題は平易。選択肢が用意されている問題がほとんどだから、物語の筋の沿って考えていけば正解の肢を選ぶのは容易。
続いて古文。こちらも問で聞かれていることを参考に、またこの問題も選択肢が用意されているので、それらを参考に
文を読んでいけば、「常識的にこれだろ」「話の流れからこれだろ」と思える肢があるのでそれを選ぶとよい。
最後に大問1の論説評論に戻り、まず漢字の書き取りをする。案外難しい。漢字を書きなれていなければ苦戦するだろう。
問は、選択肢が用意されているし、ほとんど全部が書き抜き。穴埋め。自分で文章を考えなければならない問題はほぼ皆無。
著者の論理展開をおいつつ、問の選択肢の内容や穴埋め問題の文などを参考にしながら考えると解答しやすい。
英語は大問1~大問9までがぜん受験生用。最後の問題はスーパー特進の受験生だけが解く問題。
大問1~大問6までは文法問題。学校の定期テスト級なので秒速で解ける。
出題形式も普段使っている学校や塾のワークの形式だからなじみがあって解きやすい。
大問7から3問長文問題が続く。
大問7は実用的な長文。パンフレットやポスター、チラシ、時刻表などの英文読解。
入場料の計算や買い物で割引がある場合の計算など、簡単な計算が必要な問題がある。
英文を先に読んではいけない。
まずは問を見る。問を見ると英文の内容が推測できる。
問1の問題を見て、解いたら、問2を見てから英文を見る。
綿密に読まなくても、ざっと見る程度で解答できる。
量はあるけれど英文自体は平易でスラスラ読める。
大問8はインタビューもの。対話文の長文。
東洋大学の校祖 井上円了が生きていたらという想定での井上円了へのインタビューや
オーストラリアへ留学したOBにインタビューなど、出題に工夫があり、楽しめる。
こちらも英文は平易。しかし量がある。
問1で問題を確認してから、英文を読んでいき、下線1や( ア )などが出てくるたびに問題を解いていくと、
英文を読み終わると同時に大問の解答を終えられる。
問の選択肢などを参考にすると英文の内容が分かりやすい。
話の筋書きも割と予定調和的で、予想した通りの展開になるのでやりやすい。
数学は冒頭の計算問題を完全に制圧するに尽きるでしょう。
試験日まで、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日。残り4日。
最後の最後まで頑張って、幸先の良いスタートを切ろう。
初め良ければ全て良し。
健闘を祈る!